函館市中央図書館では、旧市立函館図書館時代の平成15年度からデジタルアーカイブ事業に取り組んできました。専門業者への委託による高精細画像の作成と同時にスキャナ・デジタルカメラを購入し、職員の手によるデジタル・データの作成が進んでいます。
また事業開始時から、公立はこだて未来大学の協力により、絵葉書・古写真等のデジタル画像を作成し、現在までに多量の画像データを蓄積してきました。
平成19年度からは、公立はこだて未来大学に公開システムの開発を委託し、古地図データベースのインターネット上での試験公開をはじめ、現在絵葉書・古写真も公開しております。
現在のところ公開点数などが限られていますが、今後とも継続して順次公開する予定です。また操作性、検索等を改良し、大量のデータを探しやすく、見やすいデータベースの構築を目指します。
デジタルアーカイブとは?
アーカイブは英語の「archives」で(1)古い記録や古文書、(2)もしくはその保管所(記録保管所)を意味する言葉です。その「アーカイブ」にデジタル(digital)をあわせた言葉が、デジタルアーカイブで、従来の紙やフィルムなどのアナログ媒体で保存・利用されてきた情報を、デジタルデータ化して利用することを意味します。
近年のデジタル技術の進展で、安価に、効率よく、大量に複製データを作成することが可能となりました。一方、中央図書館でも古記録類の劣化が進み、資料の保存と活用の両立が課題となっておりましたが、その実現方法としてデジタルアーカイブ事業を推進することとしました。
高精細画像データベースの公開にあたって
平成19年3月に高精細画像データベース第一弾として古地図データベース「函館の古地図」の試験公開をはじめました。
また平成20年8月には第二弾として絵葉書データベース「函館の絵葉書」を公開し、現在一部の古写真も公開しています。
古地図データベース「函館の古地図」における書誌情報は旧目録「郷土資料分類目録」(全17冊)の情報を使用しています。
画像データベースで公開中の資料については、閲覧を制限しておりますので、ご了承ください。
作成手法の紹介
専門業者による高精細データの作成
古地図等のデジタルデータ作成は、大型の資料が多く自館作成が難しいため、専門業者による撮影委託を行っています。
職員等による作成
古文書、古写真、絵葉書、ポスター資料については、スキャナ・デジタルカメラを使用して、公立はこだて未来大学および図書館職員がデータを作成しています。平成19年度には古文書撮影機(公立はこだて未来大学作成)を導入しました。また、マイクロフィルム化された新聞資料をデジタル化するため、既存マイクロフィルム・リーダープリンタに機器を増設し、デジタル化を試験実施しています。

設置した古文書撮影機。デジタルカメラ2台をコンピュータ制御し、1クリックで左右のページ撮影が可能。画像名が自動的に一連番号で付けられる(現在撮影試験実施中)

マイクロフィルムからのデジタル化作業
ボランティアの参加
絵はがき資料の分類整理につきましては、図書館ボランティア登録者に参加していただき整理作業を行っています。平成20年からはパソコンを使用した入力作業も行っています。

お問い合わせは、0138-35-6800(奉仕・歴史係)まで